「大洪水伝説」は世界中のあらゆる
原住民文化の中に伝えられている。
シュメール文書も例外ではない。
「シュメール文書には、大津波が地上の人類を一掃し、
アヌンナキが飛行物体に乗って
地球を脱出したときのようすが述べられている」
とシッチンは言う。
いずれにせよ、紀元前1万1千年〜紀元前4千年の間に、
想像を絶する破局的状況が地球を襲ったというのは
確かなことであるようだ。
それを示唆する数々の地質学的・
生物学的証拠があがっている。
ヨーロッパ、スカンディナヴィア、ロシア、アフリカ、
南北アメリカ大陸、オーストラリア、ニュージーランド、
小アジア、中国、日本、等々、
そのような証拠は世界中から出ている。
その大破局の様子は、おおむね次のような言葉で語られている。
「海をもたぎらせるすさまじい熱」
「その熱を生み出す火を吐く山々(海底火山)」
「太陽も月もその姿を隠し、
世界は漆黒の闇に包まれた」
「血と氷と石の雨が降り、天地はひっくり返った」
「大地の隆起や沈没は激しく、巨大な大陸が失われた」
「そして氷河がやってきた」
このような言い伝えの中には必ず、
地上を一掃した超巨大な大津波のことが語られている。
彗星の衝突によって引き起こされた超巨大な津波、
そのようすは映画『ディープ・インパクト』
のなかに描かれたようなものだろう。
また中国の古い書物は次のように語っている。
「天を支える柱が砕け散った」
「天は傾き、低くなった北西側へと、
太陽や月や星は滑り落ちた」
「海や川は大地が傾いて低くなった南東側へと流れ出した」
「このとき生じた洪水によって、
地を覆っていた大火災の火は消し止められた」
ほか、アメリカ、ポーニー・インディアンの間に伝わる伝説も、
南北の極星がその位置を転じたときのことを語っている。
北米に伝わる数々の伝承は、海をも湧かす強大な熱と、
天地を覆い尽くした巨大な雲のことに言及している。
グリーンランドのイヌイット(エスキモー)たちは、
彼らの地にやってきた宣教師たちに対し、
「遠い昔に地球は一度ひっくりかえっている」
と語っていたという。
ペルーの伝説では
「天と地が争ったとき、アンデスは引き裂かれた」
と言っている。
ブラジルの神話では
「天地がその居場所を転じたとき、天は破裂し」
「降り注いだ破片はすべての生き物を殺した」
と語られている。
北米のインディアン、ホピ族の言い伝えによると
「天地はズタズタに引き裂かれ、
一部の狭い隆起を除いて、地表は完全に水に覆われた」
という。
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